最近「おはぎ」がブームの、
大阪府茨木市のあなたの街のでんきやさん「住まいるでんき館きょうしん」の堀切憲司です!
今日は会議でたった今帰ってきました!
会議で補聴器と耳の話、簡単な補聴器のメンテナンスの勉強をしてきました!
そして会議で勉強した「耳と補聴器」のことを復習をかねてブログ記事にします。
耳とは…
当たり前ですが、「音を聞く」「言葉を聞く」ための器官です。
耳は目など他の器官にくらべて加齢の影響を受けるそうで、30代から加齢の影響がではじめるそうです。目は寝ている間は閉じていますが、耳は24時間ずーっと閉じることなく開いています。だから他の器官より加齢の影響を受けやすいです。
また高い音から聞こえにくくなってきて、わかりやすいのは蚊の飛ぶような音「モスキート音」が加齢とともに聞こえにくくなります。
「30代からってほんまにー?!」って思ってましたが、15,000Hzの音が僕を含め30代以上には聞こえなかったです…。「鳴ってないんとちゃう!」って思いましたが若い20代のメンバーはバッチリ聞こえてるそうでした。(自分は大丈夫!と思ってたのでびっくりでした。)
聞こえないこと(難聴)の延長線には
先程、耳は「音を聞く」「言葉を聞く」という機能があると書きましたが、人間は耳で「言葉を聞いて」脳で「言葉を理解」しています。そして「理解して話をします」。だから「聞こえる」という当たり前のことがあってコミュニケーションがなりたちます。
これがもし聞こえてなかったら…。
しっかり聞こえていて誰かと会話をしていると「聞こえる」→「脳で言葉を理解」→「返事する」…と言葉のキャッチボールをしてるだけでも脳を使ってますが、聞こえない脳は動きませんよね?脳は使わないと衰えるので「聞こえない」→「脳を動かさない」となりどんどん衰えます。
それだけにとどまらず、「聞こえない」から「会話が楽しくない」、「聞こえてる?」と怒られたり、「周りの人に気を使わせてる…」って考え込んだりとなってだんだんとうまく会話ができなくなってきて孤立することが多くなります。
みんなで集まってわいわい楽しくしていても「自分だけ聞こえてない」「みんなが笑ってるのに自分だけわからない」なんてなってくるとだんだんと楽しくなくなってきてしまいます。その結果「鬱」になりやすくなるそうです。
また聞こえないことで脳が使われなくなるので「認知症が進む」ようになってきてしまいます。
「さとう」と「かとう」
最初に高い音から聞こえにくくなると書きましたが、日本語には「母音(あ・い・う・え・お)」と「子音」があります。
「か」という文字をローマ字にすると「Ka」です。この「K」が子音で「a」が母音です。「さ(Sa)」の場合は「S」が母音で「a」が子音です。
つまり日本語をローマ字にした時の先頭の文字が「子音」で、「子音」の方に高い周波数(ヘルツ)の成分が入っていているのでその「子音」が聞こえにくくなります。
だから銀行や病院の窓口で「さとうさーん!」と呼ばれても「さとう(Satou)」なのか「かとう(Katou)」なのかが聞こえづらくなります。最近「聞き返すことが増えたなぁ」と思ったら一度「耳の聞こえのチェック」をしてみてください。目と違って耳は自分ではわかりずらいです。
じゃあどうやって難聴を治すの?
病気が原因の難聴が回復することもあります。
が、現在の医学では「加齢にによる難聴」は治りません。年齢とともに落ちてきた聴力、難聴は治すすべはありません。風邪や他の病気のように「薬」で治すことはできません。
ですが、直せなくても「補う(お手伝いをする)」ことはできます。そのお手伝いをするのが「補聴器」の役目です。
漢字そのまま「聴こえ」を「補う」ための「器(道具)」だから「補聴器」で、他にも難聴を補うことがあるかもしれませんが、聞こえを補う一番身近にあるものが「補聴器」です。
どんな補聴器をつければいいの?
今の補聴器は安いものから高いものまで、イヤホン式から耳穴式まで様々です。
よく「どれがいいの?」と聞かれますが、メガネやオーダーメイド品と一緒でその人の聴力によって変わります。視力もわからないのにメガネを買ったり、服のサイズもわからないのにオーダーメイド服なんてつくれませんよね?それと一緒で補聴器は十人十色。人によって様々です。
アナログ補聴器とデジタル補聴器の違い
アナログ補聴器は聞こえる音を全部大きくする「集音器」です。喋り声なども大きくなりますが、ガサガサうるさい雑音までも大きくなります。その人の聴力に関係なく何でもかんでも音が大きくなります。だから「もう何かうるさい!」と結局買ったけど使わないこともあります。
新聞広告などの補聴器では「軽度難聴用」と書いていることもありますが、そもそも「軽度難聴」では補聴器はまだまだ必要ないこともあるのでご注意ください。デジタル補聴器は「必要な音だけ大きく」できます。
デジタルという名前の通りその人にあった様に細かく調整できます。聴力は年々変化します。視力など体の内部も見た目も年々変化しますよね。
でも変化してもデジタル補聴器ならその都度合った聴力に調整できるので安定して安心して毎日使えます。効果はもちろんですが、見た目にも気を配ったオシャレなかっこいい、可愛らしいデジタル補聴器も多くなってきました。
メガネと補聴器の違い
視力を補うのがメガネ、聴力を補うのが補聴器、となんだか似ていますが、違いは「脳の働き」です。
メガネの場合は合うものを選べばすぐ見えて即効性がありますが、補聴器の場合は違います。上の方で書きましたが耳は「聞こえて脳で理解」します。補聴器で聞こえるようになっても「脳が衰えて」しまっていては「理解」ができません。
だから補聴器の場合は聞こえるようになってからの「脳のトレーニング」が必要になります。でも安心してください。耳や目は加齢とともに老化しますが脳はトレーニングすると機能が良くなります。
補聴器をつけなければどんどん衰える脳も補聴器をちゃんと使っていれば脳のトレーニングによって機能が良くなり認知機能が良くなり認知症になりにくくする効果もあります。
最後に
今日は長くなってしまいました…(笑)
が大切なことなのでしっかり書きました。このブログを読んで頂いてる方、読んで頂いてる方のご両親や大切な人、目と違い耳のことはわかりずらいです。ぜひ一度「聞こえのチェック」をしてみましょう!
最後の最後に宣伝ですが(笑)通常補聴器を扱うお店は「お店に伺って診断」しないといけませんが、当店の場合は「お客様のご自宅で聞こえのチェック」ができますので「行くのが大変…」という方はぜひぜひご利用くださいね。
長々と書きましたが、風邪を引いたから薬を飲む。腰が痛いから湿布をはる。目が悪いからメガネをかける。のと同じような気軽な感じで「聞こえにくいから補聴器をつける」ようになって、鬱や認知症の心配も減って毎日家族・友達と一緒に楽しい時間を共有できるようになって欲しい!と勉強したてほやほやの僕の思い&熱のこもったブログでしたーーー!
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございましたー!
[template id=”3992″]